その口臭、気になっていませんか? 原因と正しい対策のお話
皆様、こんにちは!院長の大内です。
「自分の口臭が気になるけれど、人には聞けない……」
こっそり悩んでいる方、実はとても多いのです。東京のサラリーマンを調査したところ、約3割が「口臭がある」と感じていたというデータがあります。
今日は、口臭の原因と、自分でチェックする方法、そして根本的な対策についてお話しします。
■ 口臭の原因の6割は「舌」にある
意外に思われるかもしれませんが、ほとんどの口臭の原因はお口の中にあります。
口の粘膜は皮膚の垢と同じように、細胞が剥がれ落ちて舌の上に白く溜まり、これが腐敗することで臭いが発生します。これを「舌苔(ぜったい)」と呼び、口臭の原因のおよそ6割を占めると言われています。
また、歯周病菌は「メチルメルカプタン」という、硫化水素よりもさらに悪臭の強い物質を大量に産生します。歯周病が強烈な口臭と結びついているのはこのためです。歯周病の予防は、口臭予防にも直結しているのです。
「胃が悪いと口臭が出る」とよく言われますが、実はほとんどの場合これは誤解です。ニンニクなどの食べ物や、一部の消化器疾患が原因になることはありますが、口臭の多くはやはりお口の中に原因があります。
■ 「よく噛む」ことが、舌をきれいにする
面白いことに、食べ物は歯を汚す一方で、「よく噛む」ことで舌をきれいにするという側面もあります。
食べ物を歯でしっかり噛むことで、舌の表面が自然と刺激され、舌苔が溜まりにくくなります。柔らかいものばかりで噛む回数が少ないと、舌苔が増えて口臭の原因になりやすいのです。以前お話しした「よく噛む習慣」が、口臭予防にもつながっているとは、お口はよくできていますね。
■ 口臭を自分でチェックする方法
「自分の口、臭っているかな?」と気になったら、以下の方法を試してみてください。
方法1:両手に息を吐き込む
両手を重ねてカップ状にして、その中に息を吐き出し、すぐに嗅いでみます。
方法2:コップに息を吹き込む
大きめのコップに息を吹き込み、すぐに本などで蓋をして1〜2呼吸おいてから、蓋を開けて嗅いでみます。
ただし、正直に申し上げると、どちらの方法もあまり正確ではありません。自分の臭いには慣れてしまっているため、自分の鼻ではなかなか正確に判断できないのです。一番確かなのは、信頼できる人に聞いてみること、あるいは歯科医院で診てもらうことです。
また、口臭が気になりすぎて頻繁にチェックを繰り返すと、実際には口臭がないのに「臭っているはずだ」という思い込みにつながることもあります。気になりすぎる場合は、まず歯科医院で客観的に確認してもらうことをおすすめします。
■ 口臭は「エチケット」だけでなく、健康の問題でもある
口臭の原因物質である硫化水素は、実は青酸ガスに次ぐ毒性を持つ物質です。もちろん口臭レベルの濃度では直接の危険はありませんが、口の中に存在し続けることで、歯ぐきを傷めたり、歯周病を悪化させたりすることが分かっています。
口臭は「人に不快感を与えるかどうか」だけでなく、お口と全身の健康のバランスを示すサインでもあるのです。
ニューヨークのサラリーマンは口臭をほとんど気にしないというデータがあります。その理由は、多くの人が年1〜4回の定期検診を受けているため、自分のお口に自信を持っているからだと言われています。
定期的に歯科医院でお口をきれいに保つことが、口臭予防の一番の近道です。
■ 気になったら、まずチェックを
「もしかして、臭っているのかな……」と不安に思っている方は、ぜひ「川口かぼちゃ歯科」へお越しください。歯周病の状態や舌の状態を確認し、口臭の原因を一緒に探っていきます。
定期的なクリーニングで歯石と汚れをしっかりリセットすることが、口臭ケアの基本です。自信を持って人と話せるお口のために、ぜひご相談くださいね。
それでは、次回の更新もお楽しみに。
