かぼちゃ歯科の由来となるかぼちゃ 実は歯と歯ぐきに嬉しい野菜なんです
皆様、こんにちは!院長の大内です。
「なぜかぼちゃ歯科という名前なの?」とよく聞かれます。かぼちゃの花言葉が「寛大」「広大」であること、そしてどんな方にも温かく広い心で接したいという思いを込めていることはこれまでもお伝えしてきました。
今日はそのかぼちゃにちなんで、「かぼちゃと歯の健康」についてお話しします。実はかぼちゃ、歯と歯ぐきにとても嬉しい栄養素が詰まった野菜なのです。
■ かぼちゃが歯と歯ぐきに良い理由
β-カロテン(ビタミンA):歯ぐきの粘膜を強くする
かぼちゃに豊富に含まれるβ-カロテンは、体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは歯ぐきや口腔内の粘膜を健康に保ち、細菌の侵入を防ぐバリアの役割を果たします。歯ぐきの炎症を防ぎ、歯周病予防にも関わっています。
また、唾液腺の正常な働きを促進し、唾液の分泌を助けるという役割もあります。唾液は口の中を清潔に保つ抗菌作用を持っており、虫歯・歯周病予防の重要な味方です。
ビタミンA(β-カロテン)は「脂溶性ビタミン」といって油と一緒に摂ると吸収率が上がります。かぼちゃの天ぷら・バター炒め・かぼちゃサラダ(マヨネーズ入り)などの調理法が効果的です。
ビタミンC:歯ぐきのコラーゲンを作る
かぼちゃにはビタミンCも含まれています。ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、丈夫な歯ぐきを保つために欠かせません。
コラーゲンが不足すると歯ぐきが弱くなり、出血しやすくなったり歯周病が進みやすくなったりします。歯ぐきの健康を保つためにもビタミンCの摂取は大切です。
抗酸化作用:免疫力を高めて口内トラブルを予防
β-カロテンやビタミンCには強い抗酸化作用があります。免疫力を高めることで、歯周病など口内トラブルの予防にもつながります。
■ かぼちゃを食べる時の注意点
ここで少し歯医者らしいことを言わせてください。かぼちゃは歯にとって良い栄養素が豊富な一方で、気をつけていただきたい点もあります。
糖質と粘り気に注意
かぼちゃは野菜の中では糖質が多めで、ほくほくとした食感から歯に残りやすい性質があります。食べたまま放置すると虫歯の原因になりますので、食後はいつも通り歯磨きをしっかり行ってください。特に子どものうちは、かぼちゃの煮物など甘めの調理をした場合は仕上げ磨きを丁寧に。
ホワイトニング後は着色に注意
ホワイトニング直後は歯の表面が敏感になっており、色素が沈着しやすい状態です。かぼちゃ自体の着色は強くないものの、ホワイトニング直後は色の濃い食材全般に注意が必要です。
■ かぼちゃと歯の豆知識
ちなみに、かぼちゃをよく噛んで食べることも大切です。ほくほくした食感のかぼちゃは柔らかく感じますが、皮の部分は意外に食べ応えがあります。皮ごと料理することで、噛む回数を自然に増やすことができます。
よく噛むことが顎の発達・唾液分泌・脳への刺激につながることは、このブログでも繰り返しお伝えしてきた通りです。
■ かぼちゃ歯科のかぼちゃ愛
我が家の子どもたちも、かぼちゃは大好きです。4歳の子はかぼちゃの煮物を「あまい!」と言ってよく食べてくれます。6歳の次女はかぼちゃのポタージュが好きで、11歳の長女は最近かぼちゃのお菓子作りをしています。
歯に良い栄養素が豊富で、子どもが喜んで食べてくれるかぼちゃは、食育の観点からも嬉しい食材です。秋から冬にかけて旬を迎えるかぼちゃを、ぜひ食卓に取り入れてみてください。
お口の健康維持には、毎日の食事・セルフケア・そして定期検診の3つが欠かせません。バランス良く取り組んでいきましょう。
それでは、次回の更新もお楽しみに。
