お子さんをむし歯から守るために 今日からできる3つのこと
皆様、こんにちは!院長の大内です。
以前「食器を分けても、菌の感染は防ぎきれない」というお話をしました。「じゃあ、どうやってむし歯を防げばいいの?」と思われた方も多いはず。今日は、お子さんのむし歯を防ぐために具体的にできることをお伝えします。
■ 大切なのは「バランス」を保つこと
お口の中の菌を全滅させることは不可能です。大切なのは、菌がイタズラをしないような「お口の環境(バランス)」を維持すること。そのために家庭でできることは主に3つあります。
1. 甘いものの「回数」に注意する
実は、一度に食べる量よりも「何回食べるか」の方が重要です。
甘いものを食べると、お口の中は歯が溶けやすい「酸性」の状態になります。何度もおやつを食べると、歯が溶け続ける時間が長くなってしまうのです。
おやつは「時間を決めて一度に食べる」習慣が大切です。だらだら食べや、ジュースをちょこちょこ飲む習慣は、むし歯のリスクを大きく上げます。食べた後はお水でお口をゆすぐだけでも効果があります。
WHO(世界保健機関)では、1日の砂糖の摂取量を25g以下(エネルギーの5%未満)に抑えることを推奨しています。
2. フッ素入りの歯みがき粉を使う
毎日の歯磨きにフッ素を取り入れることで、むし歯の進行を遅らせ、歯を強くすることができます。年齢によって適切なフッ素濃度が異なりますので、ご不明な点はお気軽にご相談ください。
当院ではエナメラストという高濃度フッ素の塗布も行っています。市販の歯磨き粉に含まれるフッ素よりもさらに高い濃度で歯の表面を守ることができ、むし歯予防に非常に効果的です。
3. 「バイオフィルム」をリセットする
お口の中には「バイオフィルム」という菌の膜が作られます。これがむし歯になりやすい状態になると、どんなに気をつけても限界があります。定期的にプロのクリーニングで菌の膜をリセットすることが重要です。
当院ではPMTC(専門的なクリーニング)も行っています。歯を傷つけずに、バイオフィルムを隅々まで除去し、お口の環境をリセットすることができます。
■ 夜の仕上げ磨きは、むし歯予防の最重要ポイント
お子さんのむし歯予防において、夜寝る前の仕上げ磨きはとても重要です。
寝ている間は唾液が減り、細菌が最も繁殖しやすい時間帯です。一日の終わりに親御さんがしっかり仕上げ磨きをしてあげることが、むし歯を防ぐ一番の近道です。「今日は疲れたから」とサボりたくなる日もあると思いますが、夜の仕上げ磨きだけはぜひ続けてください。
■ 仕上げ磨きの時間に「歯を観察する」
仕上げ磨きをしながら、お子さんの歯をよく観察してみてください。
歯の色が白く濁っているところはないか、溝が黒ずんでいないか、歯ぐきが赤く腫れていないか。こうした変化に早く気づくことで、むし歯を小さいうちに発見できます。
さらに、お子さんの歯をよく観察する習慣は、ご自身の歯磨きにも役立ちます。「ここは磨きにくい」「奥歯の裏はこうなっているのか」という気づきが、自分自身のブラッシングの質を上げることにもつながります。
■ 「もう大丈夫」と思った時が一番危ない
しばらく検診に来ていない、むし歯がないから安心、という方こそ、ぜひ一度お口の状態を確認しにいらしてください。むし歯は痛みが出た時にはすでにかなり進行しています。
川口かぼちゃ歯科では、お子さんのむし歯予防から仕上げ磨きの指導、フッ素塗布まで、家族みんなでお口の健康を守るサポートをしています。気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
それでは、次回の更新もお楽しみに。
