データで見る埼玉県の子どもの歯
皆様、こんにちは!院長の大内です。
今日は少し趣向を変えて、国のデータから「埼玉県の子どもたちの歯の状況」を読み解いてみたいと思います。このデータは私にとっても他人事ではありません。
■ 3歳児の虫歯有病者率 埼玉県は全国10位
厚生労働省の令和2年度のデータによると、3歳児の虫歯有病者率は埼玉県が10.55%で全国10位(低い方から数えて)です。
最も低い東京都が7.18%、最も高い青森県が20.65%ですから、埼玉県は全国的に見てかなり良い部類に入ります。
「思ったより良いじゃないか」と感じた方もいるかもしれません。でも私は、この数字を見て「10人に1人の3歳児が虫歯を持っている」と読みます。3歳といえばまだ乳歯が生え揃ったばかりの時期です。その段階ですでに10人に1人が虫歯になっているという現実は、決して安心できるものではありません。
■ 12歳の永久歯の虫歯数 埼玉県は全国でも良好な水準
文部科学省の令和3年度の学校保健統計調査では、12歳児の一人平均虫歯数(DMFT指数)は全国平均が0.63本に対し、埼玉県は0.5本と全国平均を下回っています。
全国で最も少ない新潟県が0.2本、最も多い沖縄県が1.6本と約8倍の差があります。埼玉県はこの中で東京都・千葉県と同じ0.5本という数値で、首都圏の中でも良好な水準を保っています。
■ 3歳から12歳の間に何が起きているか
ここで少し気になることがあります。
3歳の時点で埼玉県は全国10位と良い位置にいますが、12歳では東京都(0.5本)と同じ数値です。東京都は3歳の有病者率が7.18%と全国最低だったことを考えると、埼玉県は3歳から12歳にかけての予防が、さらに強化できる余地があると言えます。
つまり「3歳までのスタートはまずまずだが、その後の予防の継続がカギ」ということです。
■ 新潟県から学べること
このデータで際立って目を引くのが新潟県の0.2本という数字です。全国平均の3分の1以下、最悪の沖縄県と比べると8分の1という驚異的な低さです。
新潟県は1960年代から全国に先駆けてフッ化物洗口を導入し、数十年にわたって地域ぐるみで予防歯科に取り組んできた歴史があります。「予防への取り組みは、結果が出るまでに何十年もかかる」ということを、このデータは教えてくれています。
逆に言えば、今から地域全体で予防に取り組めば、10年後・20年後のデータは必ず変わってきます。
■ 川口市から、変えていきたい
私が「川口かぼちゃ歯科」を川口市で開業して、地域の皆様のお口の健康に関わらせていただいている理由の一つは、この地域の子どもたちの歯の健康に貢献したいという思いがあるからです。
一つの歯科医院ができることは限られています。でも、一人ひとりの患者様が予防の大切さを知り、定期的にメンテナンスを続け、その習慣を子どもたちに伝えていく。その積み重ねが、川口市・埼玉県のデータを少しずつ良い方向に変えていくと信じています。
「うちの子の歯、大丈夫かな」と思ったら、まずは川口かぼちゃ歯科へ。データの良い埼玉県を、さらに良くしていくために、一緒に取り組んでいきましょう!
それでは、次回の更新もお楽しみに。
