鏡で1分! お家でできる「お子様の歯並びチェック」のやり方
皆様、こんにちは!院長の大内です。
「うちの子の歯並び、大丈夫かな?」と気になっていても、どこを見ればいいのか分からないという親御さんは多いと思います。
今日は、鏡を1枚用意するだけでできる、お家での歯並びチェック方法をご紹介します。ただその前に、一つ大事なことをお伝えします。
■ 「乳歯がきれいに並んでいる」は要注意!
「うちの子、乳歯がスキマなくきれいに並んでいてよかった」と思っているお父さん・お母さん、実はそれが将来の歯並びの悪化サインかもしれません。
乳歯の段階では、歯と歯の間にすき間があるのが正常です。このすき間が、後から生えてくる永久歯(乳歯より大きい)のためのスペースになるからです。乳歯が隙間なくピタッと並んでいる場合、永久歯が生えてくるスペースが不足している可能性があります。
「一見きれいに見えるけれど要注意」……これが乳歯の歯並びの大事なポイントです。
■ 前歯のガタガタ・重なり(叢生)
上下の前歯が重なり合っていたり、ガタガタしていたりしませんか?これを「叢生(そうせい)」と言います。
顎のスペースに対して歯が大きすぎる、または顎が小さすぎることが主な原因です。前歯が2〜3本以上重なって見える場合は、早めにご相談ください。
■ 上の前歯が大きく出ている(出っ歯・上顎前突)
横から見て、上の前歯が下の前歯より大きく前に飛び出していませんか?
「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれる状態で、口が閉じにくかったり、転倒した際に前歯を傷つけやすくなります。口呼吸や長期間の指しゃぶりが原因になりやすい状態です。自然に唇を閉じた時、前歯が唇の外に出ている場合は要注意です。
■ 下の前歯が出ている(受け口・反対咬合)
かみ合わせた時に、下の歯が上の歯より前に出ていませんか?
「反対咬合(はんたいこうごう)」いわゆる「受け口」です。遺伝的な要因もありますが、舌の位置の癖や口呼吸が影響することもあります。受け口は成長とともに悪化しやすいため、特に早期の対処が重要です。
■ 前歯が噛み合わない(開咬・かいこう)
奥歯をかみ合わせても、前歯の間に隙間が空いてしまいませんか?
「開咬(かいこう)」と呼ばれる状態で、前歯で食べ物を噛み切れないため食事に支障が出ることもあります。指しゃぶり、舌を前に突き出す癖、口呼吸が主な原因です。前歯をかみ合わせた時に歯と歯の間から光が見える場合はサインです。
■ 左右のバランスが崩れている
正面から見て、上の前歯の中心と下の前歯の中心がずれていませんか?
片側だけで噛む癖がある場合に起こりやすく、噛み合わせのバランスが崩れている可能性があります。口を開け閉めした時にカクカク音がしたり、痛みがある場合も要注意です。
■ 口がいつも開いている(口呼吸)
これは歯並びそのものではありませんが、歯並びを悪化させる「原因のサイン」です。
口呼吸が習慣化すると、舌の位置が下がり上顎の発育が妨げられます。テレビを見ている時、寝ている時に口が開いているようなら、早めに対処を考えてみてください。
■ 歯並びを悪くする「日常の癖」にも注目を
歯並びは、歯や顎の形だけで決まるわけではありません。毎日の小さな癖が、長い時間をかけて歯や顎に影響を与えています。
4歳以降も続く指しゃぶりは出っ歯や開咬の原因に、舌を前歯の裏に押し付ける癖(逆嚥下)は前歯が外側に押し出される原因に、頬杖やうつぶせ寝の習慣は顎の左右非対称な成長につながる可能性があります。
「最近、いつも同じ方向を向いて寝ているな」「よく頬杖をついているな」という気づきも、立派な歯並びチェックです。
■ 気になることがあれば、まずは診せてください
今日ご紹介したチェック項目のうち、一つでも気になるものがあれば、ぜひ「川口かぼちゃ歯科」へお越しください。
治療が必要かどうかは後から考えればいいことです。まずは現在のお口の状態を確認して、「今何ができるか」「いつ頃から本格的に考えればいいか」を一緒に整理しましょう。
成長のタイミングを生かせる時期は限られています。「まだ早いかな」と思わず、気になった時が受診のベストタイミングです。
それでは、次回の更新もお楽しみに。
