虫歯を治しても、虫歯になりやすい口のままでは意味がない
皆様、こんにちは!院長の大内です。
「やっと虫歯の治療が終わった。これで歯医者ともしばらくお別れだ」
治療が完了した日、そう思う方がとても多いのが現状です。気持ちはよく分かります。でも今日は、その考え方を少し変えてください。
■ 「この歯は虫歯ではなくなりました」でも…
私は虫歯の治療をした患者様に、必ずこうお伝えしています。
「今日の治療で、この歯は虫歯ではなくなりました。でも、虫歯にならない歯になったわけではありません」
削って詰めることで、確かにその虫歯は「なかったこと」にできます。でも、なぜその歯が虫歯になったのか、その原因は何も変わっていないのです。
■ 虫歯には「なる人」と「ならない人」がいる
同じ食生活をしていても、虫歯になりやすい人とそうでない人がいます。また同じ一人の口の中でも、虫歯になる歯となりにくい歯があります。
これには必ず理由があります。磨き残しの場所、口の乾燥、食習慣、歯並び、唾液の量……様々な要因が絡み合っています。
虫歯は「結果」です。原因にアプローチしなければ、また必ず同じことが起きます。治療を繰り返すたびに、歯はどんどん小さくなっていきます。詰め物は、歯そのものより長持ちしません。再治療を繰り返すうち、いつかは抜かなければならない日が来てしまいます。
治療は大切ですが、治療だけで終わらせてはいけないのです。
■ 原因は「プラーク」にある
虫歯の根本原因は、前回の記事でもお話しした「プラーク(細菌の塊)」です。
プラークの中にいる細菌が酸を作り出し、歯の表面を少しずつ溶かしていきます。これが虫歯の始まりです。どんなに良い材料で治療しても、プラークが同じ場所に居座り続けていれば、また同じことが繰り返されます。
裏を返せば、プラークを適切にコントロールすれば、虫歯は確実に予防できます。
「やればきちんと健康になれる」のがお口の中の面白いところです。やり方さえ分かれば、努力がしっかり結果に出ます。
■ やるべきことは、たった2つ
「じゃあ、何をすればいいの?」という方に、シンプルにお伝えします。
超えるべきハードルは2つだけです。
1つ目は「毎日のセルフケア」。歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使って、プラークをできる限り取り除く習慣を作ること。前回の記事でお伝えしたように、歯ブラシだけでは6割しか落ちていません。この習慣が、お口の環境を毎日リセットしてくれます。
2つ目は「定期的な歯科受診」。自分では落としきれない汚れをプロにリセットしてもらい、お口のリスクを数値で確認すること。そして磨き方の改善点をその都度フィードバックしてもらうこと。
この2つを続けることで、お口の中の細菌のバランスは確実に良い方向へ変わっていきます。
■ 「治療のゴール」ではなく「予防のスタート」
治療が終わった日は、ゴールではありません。予防のスタートラインです。
「なぜ虫歯になったのか」を一緒に考え、同じことが繰り返されないように原因にアプローチしていく。これが当院が目指している診療のかたちです。
「また虫歯になってしまった」を、もう繰り返さないために。治療が終わった後こそ、ぜひ「川口かぼちゃ歯科」に通い続けてください。
皆様のお口が、治療を繰り返す場所ではなく、健康を維持し続ける場所になるよう、私たちは全力でサポートします。
それでは、次回の更新もお楽しみに。
