BLOG

院長日誌

お口の健康コラム お悩み解決 医院の特徴 子どものお口

歯並びが悪いのは「見た目」だけの問題じゃない お口の機能から考えるお子様の成長

皆様、こんにちは!院長の大内です。

「うちの子、歯並びが気になるんですが…」

お子様の歯並びについてご相談をいただく際、多くの親御さんは「見た目」を心配されています。もちろんそれも大切なことですが、実は歯並びの問題には「機能」の問題が深く関わっていることをご存知でしょうか。

今日は、歯並びを「見た目」ではなく「お口の働き」という視点からお話しします。

■ お口には3つの大切な働きがある

お口の役割は「食べる」だけではありません。「食べる(噛む・飲み込む)」「話す(発音する)」「呼吸を助ける」という3つの大切な機能があります。

これらの機能が年齢に応じてしっかり育っていくことが、全身の健やかな発育にとってとても重要です。

■ 「口腔機能発達不全症」という考え方

近年、食生活や生活習慣の変化に伴い、お口の機能の発達に遅れがあったり、不適切な使い方が習慣化してしまったりしているお子さんが増えています。

こうした状態は「口腔機能発達不全症(こうくうきのうはったつふぜんしょう)」という病気として位置づけられており、現在では健康保険を使って治療を受けることができます。

以下のような気になるサインはありませんか?

食べる機能
・硬いものを食べたがらない
・食べるのがとても早い、または極端に遅い
・食べる時にくちゃくちゃと音がする

話す機能
・言葉がはっきり聞き取れない
・音の言い間違いが多い

呼吸・習癖
・いつも口がポカンと開いている(口呼吸)
・寝ている時にいびきをかく
・舌の使い方に変なクセがある

これらは「しつけの問題」や「成長すれば自然に治る」と思われがちですが、実はお口の機能の発達が追いついていないサインである場合があります。

■ 機能の問題が、歯並びに影響する

このブログでも以前、「舌の位置」「口呼吸」「食事の姿勢」「前歯でかじり取る咬断運動」などについてお話ししてきました。

これらはすべて、お口の機能と歯並びの関係に深く関わっています。

舌が正しい位置にないと歯を内側から押し続けてしまい、口呼吸が続くとあごの発育に影響が出る、といったように、機能の問題が長く続くと顔立ちや歯並び・噛み合わせに影響を及ぼすことがあるのです。

逆に言えば、早い段階でお口の機能にアプローチすることで、歯並びの悪化を防いだり、改善が見られたりすることもあります。

■ 「ワイヤー矯正」の前に、まず「機能」へのアプローチを

「歯並びを治す=ワイヤー(マルチブラケット)をつける」というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。しかし、歯並びの乱れの原因が「お口の機能の問題」にある場合、先にその根本原因にアプローチしなければ、ワイヤーで並べても後戻りしてしまうリスクがあります。

口腔機能発達不全症の治療の中心は、くちびる・ほほ・舌の筋肉のトレーニング、正しい噛み方・飲み込み方の練習、食事内容や姿勢の指導です。これらは健康保険で受けることができます。

そして、こうした機能トレーニングをより効果的に進める方法として、マウスピース型の装置を使った治療があります。取り外しができるやわらかいマウスピースをはめることで、舌や唇・頬の筋肉を正しい位置へ自然に誘導し、お口の機能の発達をサポートします。歯を無理に動かすのではなく、「正しい機能を獲得することで、歯並びが自然と整っていく」という考え方です。

まずは機能へのアプローチの効果を見てから、改めてワイヤー矯正の必要性を判断しても決して遅くはありません。

■ 「川口かぼちゃ歯科」でできること

当院では、お子様のお口の機能についても丁寧に確認しています。歯並びだけでなく、舌の動き・唇を閉じる力・噛み方・飲み込み方など、お口全体の機能を総合的に見ていきます。

「うちの子、口がよく開いているな」
「食べ方がなんとなく気になる」
「発音がちょっと聞き取りにくいかも」

そんな小さな気づきを、どうぞそのままにしないでください。小さい頃に気づいて適切にサポートすることが、将来の歯並びや全身の発育を守ることにつながります。

機能とアプローチについて、次回さらに詳しくお話しする予定です。気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね!

それでは、次回の更新もお楽しみに。

埼玉県川口市中青木2丁目18−5 MEHANA中青木 1F

9:00 - 12:30
14:00 - 17:30

休診日:木曜、日曜、祝日

診療カレンダー

2025年9月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
休診日
WEB予約 電話 診療
カレンダー