歯ブラシの力加減 「ゴシゴシ」はNG!正しい圧力で歯と歯ぐきを守ろう

皆様、こんにちは!院長の大内です。
「一生懸命磨いているのに、虫歯になってしまった」「歯ぐきが下がってきた気がする」
そんなお悩みを持つ方の磨き方を拝見すると、実は「力の入れすぎ」が原因であることがとても多いんです。今日は、意外と知られていない「歯ブラシの正しい力加減」についてお話しします。
■ 適切な圧力は「100g〜200g」
歯磨きの理想的な力加減は、100g〜200g程度です。
「グラムで言われてもピンとこない…」という方、大丈夫です。実はとても簡単な目安があります。歯ブラシを歯に当てたとき、毛先がほとんど広がらず、軽くしなる程度がちょうどよい力加減です。
一度、キッチンスケールに歯ブラシを押し当ててみてください。100g〜200gの表示が出る感覚を体で覚えると、毎日の歯磨きがグッと変わりますよ。
手の甲や爪に歯ブラシの毛先を当ててみるのも良い方法です。爪が少し白くなるくらいの力が、ちょうど150g前後の目安になります。
■ 力を入れすぎると、こんなトラブルが起きます
「しっかり磨こう!」という気持ちは素晴らしいのですが、強すぎる力は歯や歯ぐきにとってはむしろ逆効果です。
力が強すぎると、歯ぐきが少しずつ下がる「歯肉退縮」が起こり、冷たいものがしみる「知覚過敏」にもつながります。さらに、歯の表面そのものが削れてしまうこともあります。
そして意外に思われるかもしれませんが、力が強すぎると汚れが落ちにくくなります。毛先が横に寝てしまい、歯と歯ぐきの境目の汚れをかき出せなくなるからです。丁寧に磨いているつもりが、かえって磨き残しを増やしていた……というのはとても残念なことですよね。
■ 力を入れすぎないための「2つのコツ」
1. ペングリップで持つ
歯ブラシを鉛筆を持つように指3本でつまむ「ペングリップ」は、余計な力が入りにくく、細かく動かしやすくなる持ち方です。グーで握ってしまうと、どうしても力が入りすぎてしまいます。
2. 音に耳を澄ませる
正しい圧力で磨いている時は「シャカシャカ」と小さく軽い音がします。もし「ゴシゴシ」と大きな音がしているなら、それは力が強すぎるサインです。
■ 磨き方に不安があれば、いつでもご相談ください
毎日の歯磨きの「クセ」は、自分ではなかなか気づきにくいものです。
「川口かぼちゃ歯科」では、定期検診の際にブラッシング指導も行っています。実際に磨いていただきながら、力加減や動かし方を一緒に確認させていただきますよ。
また、歯と歯の間はどんなに上手に磨いても歯ブラシだけでは届きません。デンタルフロスや歯間ブラシを組み合わせることで、磨き残しをぐっと減らすことができます。
正しい力加減での歯磨きは、10年後・20年後の歯の寿命を大きく左右します。「ゴシゴシ」から「シャカシャカ」へ、ぜひ今日から意識してみてくださいね!
それでは、次回の更新もお楽しみに。





